いつまでも美しい女性でいられるように

夏になったら紫外線対策を

肌に有害な紫外線は、大きく三つに分けられます。このうち、美容のためにはオゾン層で吸収されないUV-AとUV-Bへの対策が必要です。地表に届く紫外線の約9割を占めるUV-Aは肌の奥まで達し、長時間かけて肌の張りを失わせたりします。一方、夏場に降り注ぐ量が多いUV-Bは短時間で肌に赤みや炎症を起こし、シミやシワの原因になるのです。
日焼け止めでよく見る「SPF]はUV-Bを防ぐ効果を示し、数値が大きいほど肌を守る効果があります。国内では、「50+」が最大です。通勤や通学などの日常生活では、SPFが「20~30」・レジャーやスポーツでは、「40~50+」が一つの目安となります。乳液・クリームタイプの日焼け止めの塗り方には、コツがあるのです。顔の場合は、両頬・額・鼻・顎の5点に適量をなじませます。適量とは、鏡を見てしっかりと白いのがのっていると分かるぐらいです。塗りムラなどを防ぐため、もう一度同じ方法で塗る「重ね付け」が重要となります。腕や脚など体に塗る場合は、1本線を引くように容器から直接肌の上にのせ、手のひら全体で大きく円を描くようになじませていきます。ポイントは、たっぷりめにしっかりと塗ることです。服にこすれたり、汗や水に濡れたりすると落ちてしまうので、2,3時間に1回は塗り直すようにしましょう。
衣類や帽子・日傘などで強い日差しから肌を守る対策も必要です。肌の弱い人が日焼け止めを使う際は、ノンケミカルタイプがよいとされています。